どん底マンの借金返済の日々

借金まみれどん底男の日々を綴ってます

千葉県野田市小学生虐待事件

 みなさんコンニチワ。

 

 ドライバーのバイトは明日からということで、今日は家(実家)でのんびりしていたワケですが。

 

 

~今日は少し真面目な話を一つ~

 

 千葉県野田市の小学生が虐待で亡くなったあの事件、未だにニュースに出てますね。この手のニュースはいつも速攻で忘れ去られるのに、珍しい。まぁたぶん、来週くらいにはもうメディアで取り上げられることもなくなるのでしょうが。

 

 実はワタクシ、虐待された子どもや虐待をした保護者と関わることが仕事でした。

いやぁ、ほんと色んなケースを見てきました。ただの親子喧嘩で家出してきただけ、みたいなライトなケースから、子どもの命に直で関わるほど危険で警察が介入したようなケースまで。

 そんな経験をした子どもは、我々大人が想像するより遥かに大きな傷を負います。凄まじいです。個人差はあると思いますが、しかるべき時期に親(またはそれに代わる保護者)の愛情を受けずに育った子どもって、色んな部分が育たないんですよ。本当に育たないんですよ?笑 体とか脳とか。小学3年生なのに、体の大きさ、知能は幼稚園児なみっていう子も見たことがあります。(ちなみにネグレクトはありませんでした。ちゃんと食べているのにです)

 そして愛着障害。社会性の欠如(他者とのコミュニケーションがとれない等)、暴力的、破壊的な行動が主なところでしょうか。

 さらに、その手の傷は、大人になってからでも心の中にへばりつき、その人の行動に大きな影響を及ぼすと言われています。しかるべき施設でしかるべき支援を受け、社会に出ることができたとしても、一生ついて回るんですよ。

 

 

 虐待というのは一人の人間の人生を狂わせてしまうほどの破壊力があるんですな。

 

 

 今回の事件を受けて、学校、児童相談所の対応がよく取り沙汰されてましたね。

 亡くなった心愛さん、以前に一時保護されていたようです。その後での長期の学校欠席・・・。テンプレ通りのど直っ球って感じなんですけど笑 学校は児相へは連絡しなかったみたいですね。児相は児相で、本人の様子はほぼ見に行ってはいなかったとか。

 学校や児相に、しかるべき専門知識を持った人がいたら、心愛さんがその尊い命を奪われることはなかったような気がします。学校とか児相で仕事するって本当に責任重大なことだと思うのですが、私が仕事をしていた時にそれらの機関に十分な専門知識を持った人を数人程度しか見たことがありませんでした。子ども一人一人の人生に多大な影響を与えることもありうる、とても重要な仕事なのに。こんなんでいいの?と思いましたね・・・。

 

 政府が虐待予防の緊急対策を打ち出したとかなんとか、ネットニュースに出てましたが。福祉分野に予算を多くもって、児童相談所などに十分な人員配置を確保し、それらの職員には十分な研修を行う。まずはそこからなのではないでしょうか。

 

 

 虐待はとても無くなるようなものではありません。虐待をする親の側のメカニズムもとても複雑です。でも、今後、次の心愛さんが出てきてほしくないですね。同じような目に合っている子どもたちが、一人でも多く救われることを祈っております。

 

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